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手動診断ツール


手動診断ツールでは、WiFi アダプターの機能を検証する一連の診断テストを実行できます。このツールには、 ユーザー レベル テクニカル サポート レベルの 2 つの診断レベルがあります。ユーザー レベルでは、現在実行中の診断手順について短い説明のみが表示され、それぞれの手順について合格か不合格かのみが表示されます。

テクニカル サポート レベルでは、実行したすべてのテストに関する詳細な情報が記載されたログ ファイルが作成されます。このログ ファイルをテキスト ファイルとして保存してテクニカル サポート部にメール送信し、接続の問題のトラブルシューティングに役立てることができます。


アクセスするには


ログ ファイルの場所を設定するには

  1. 手動診断ツール内で [ファイル] > [設定...] をクリックします。WirelessDiagLog.csv という名前のログ ファイルにテストの結果が含まれます。このログ ファイルは、テキスト ファイルとして保存してネットワーク接続の問題のトラブルシューティングに役立てることができます。
  2. [参照] をクリックして、ログ ファイルを保存する場所を指定します。
  3. [OK] をクリックして変更を適用し、手動診断ツールに戻ります。次回テストを実行するときに、ログ ファイルが指定した場所に保存されます。

テストを実行するには

  1. 各テストの横にあるチェックボックスをクリックして実行するテストを選択します。
  2. [テストの実行] をクリックして選択したテストを実行します。テストの結果は WirelessDiagLog.csv という名前の付いたファイルに保存されます。
  3. [閉じる] をクリックして手動診断ツールを閉じます。

使用可能なテスト

名前 説明

ハードウェア テスト

WiFi アダプターが存在し、アクセス可能であればテストに合格します。アダプターがないか、あっても無効になっている場合は、テストに不合格になります。テスト サマリーに、ワイヤレス ハードウェアが有効になっているかどうかが表示されます。

トラブルシューティング

  • アダプターが [デバイス マネージャー] の [ネットワーク アダプター] に表示されていることを確認します。
  • アダプターが表示されていない場合は、[ネットワーク アダプター] を右クリックして、[ハードウェアの変更をスキャン] を選択します。システムを再起動することもできます。
  • アダプターが [デバイス マネージャー] で有効になったことを確認します。アダプターが無効になると、赤い X (Windows* XP の場合) または黒い矢印 (Windows Vista* および Windows* 7 の場合) がデバイスで表示されます。アダプターを右クリックして、メニューから [有効] を選択します。
  • アダプターに黄色の感嘆符が表示される場合は、アダプターを右クリックして、ドライバーを再インストールします。
  • その他のトラブルシューティングについては、コンピューターの製造元にお問い合わせください。

ドライバー テスト

テスト サマリーに、この WiFi アダプターでサポートされている Intel(R) PRO/Wireless Network Connection ドライバーが表示されます。テストでは、ドライバーのバイナリー バージョンがインストールされている WiFi 接続ユーティリティーと互換性があるかが検証されます。ドライバー バイナリーが検出されなかったり、ドライバー バージョンが WiFi 接続ユーティリティー ソフトウェアのバージョンと一致しない (たとえば、バージョン 11.1.x.x とドライバー バージョン 9.0.x.x、9.1.x.x、または 11.1.x.x) 場合、テストは不合格になります。

トラブルシューティング

  • WiFi 接続ユーティリティーを使用してドライバーを再インストールします。

無線テスト

テスト サマリーに無線オフ/オンが表示されます。テストは現在の無線の状態をクエリーします。無線がオンになっている場合は、テストに合格します。無線がオフになっている場合は、テストは不合格になります。

トラブルシューティング

WiFi アダプターの無線がオンになっていることを確認します。無線をオン/オフにするには、次の方法を使用します。

  • ハードウェアのスイッチ。
  • WiFi 接続ユーティリティー メイン ウィンドウの [WiFi オン] / [WiFi オフ] ボタン。詳細は、ワイヤレスのオン/オフを参照してください。

スキャン テスト

お使いの WiFi アダプターの範囲内にある WiFi ネットワークをクエリーします。スキャン リストにネットワークが認識された場合は、テストに合格します。テスト サマリーに、接続が可能なネットワークの数が表示されます。

トラブルシューティング

  • アクセス ポイントの範囲内にあることを確認します。
  • ワイヤレスの無線のオフ、オンを切り替えます。
  • ワイヤレスのバンド設定 がアクセス ポイントのバンド設定に一致することを確認します。
  • アクセス ポイントのオフ、オンを切り替えます。

関連付けテスト

テスト サマリーに、関連付けの有無が表示されます。関連付けは、デバイス間のワイヤレス リンクの確立と維持のことです。セキュリティー機能が有効になっている場合、デバイスはセキュリティー認証情報のみを交換します。テストはワイヤレス接続をチェックします。クライアントが正常に関連付けられた場合はテストに合格します。

トラブルシューティング

  • アクセス ポイントの信号の強さが十分でないときには、下記の信号テストを行います。
  • プロファイルが作成されていることを確認します。作成されている場合:
    • プロファイルの SSID がアクセス ポイントのネットワーク名 (SSID) に一致していることを確認します。
    • プロファイルを削除して、新しいプロファイルを作成します。
  • ワイヤレス ネットワークが [除外] (プロファイル) リストに含まれていないことを確認します。
  • MAC アドレスがそのアクセス ポイントで除外されていないことを確認します。

認証テスト

関連付けの後、ワイヤレス デバイスまたはユーザーの身元を確認した上でネットワークへのアクセス許可を行うプロセスの説明が表示されます。テストは、Cisco Compatible Extensions およびセキュリティーに関連する情報のすべてを含む、認証の状態情報をクエリーします。クライアントが正常に認証できた場合はテストに合格します。WEP キーまたは他のクリデンシャルが認証されない場合、テストに不合格になります。テスト サマリーに、ネットワーク接続に認証が必要かどうかが表示されます。

トラブルシューティング

  • プロファイルを編集して、WEP キー、PSK、パスワード、証明書に対して正しいクリデンシャルが使われていることを確認します。
  • 既存のプロファイルを削除して、新しいプロファイルを作成します。

信号テスト

テスト サマリーに信号のクオリティーが表示されます。信号のクオリティーが低い場合は、[トラブルシューティング] ボタンを使用して問題を診断し修正します。

トラブルシューティング

  • ワイヤレス アクセス ポイントまたはルーターの 3 〜 6 メートルの範囲内にコンピューターを移動します。
  • 電化製品 (電子レンジ、携帯電話、または 2.4 GHz の周波数を使用するコードレス電話など) や同じチャネルを使用している他のアクセス ポイントから離れて干渉を減らします。
  • アクセス ポイントの送信電力の増幅を試みます。

Ping テスト

WiFi アダプターがメッセージを正常に送信し、アクセス ポイント IP アドレス、デフォルト ゲートウェイ、DHCP サーバー (有効になっている場合)、DNS サーバーから応答を受信できるかどうかを検証します。テスト サマリーに、これらのエンティティーからの応答が受信されたかどうかが表示されます。

例: 応答: AP、デフォルト ゲートウェイ。応答なし: DHCP サーバー

: このアクセス ポイントおよびデフォルト ゲートウェイに対する ping テストが成功しても、DNS サーバーに対する ping テストが不合格の場合、これはワイヤレス ネットワークの問題ではなく、全般的なネットワークの問題です。

トラブルシューティング

  • セキュリティー ファイアウォールを無効にして、もう一度 ping テストを行います。
  • ホーム ネットワークのトラブルシューティングを行うためには、アクセス ポイントの製造元にお問い合わせください。
  • 企業ユーザーは、ネットワーク管理者にお問い合わせください。

トラブルシューティング

各テストで表示された問題を診断して修復します。テストに不合格になった場合に [トラブルシューティング] ボタンが使用できるようになります。

テストの実行

選択したテストを実行します。

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